光の遠のく速さで意識は消えるのか

微光すら感じないというのに
蛍光塗料だけが光る廊下は長く
遠のく意識だけが短く点滅し
言葉を失った記憶だけが蘇る

終点のない廊下に漂う始点への追憶
その中を歩くと窓外に見える闇
仄かに想い出してしまう貴方との夢

終わりを失った言葉だけが木霊し
私を失った言葉だけが溶出し
憧れた詩集はページ毎に片隅から引き裂かれ
想い出す全てに冷たい体温が宿ると
ようやく歩き出す気になるのだ

何故、遠ざかる星だけが光り
行方を失った夢だけが光り
貴方を失った過去だけが光るのか

終点には、まだまだ遠い駅舎の中は暗く
踏切を告げる音が鳴り止まず
通ることのない列車を待ち続けている
全ての答えを乗せている
その期待だけで幻想を走る列車を
2012-12-10 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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