風の祈りは、叶わず

寂しさと哀しみと
二つとは無関係の孤独とを川に
風は流し吹き
凍るのを待っている

波間に流れ沈む、それらを撫でながら
止まったままに終わる時を
風は空を見上げつつ、待っているのだ

朝焼けの空を祈りながら
夕暮れを待たずに済むことを祈りながら
明るい陽射しの中のまどろみをも
川に吹き流しながら待っているのだ

川表を転がる季節たちは遠く
手の届くところには留まりはせず
どうせ、置いてきぼりのままに去って行く

また新しい風が吹き
古い風が忘れられるのだ
季節が変わるということは、そういうことで
だのに、吹かねばならぬのか

それなら一層、やはり夕暮れを忘れ
このまま凍って留まろう
全ての記憶とともに、留まらせておくれ
2012-12-20 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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