夜と月と星と

冷たさで砕けた光を拾い集め
その胸に抱きながら、白い花は咲く
淡い炎を灯しながらも薄い花びらを
地平線に囲まれた野原一杯に広げ

涙を流しながら土を食んで
草葉は白い花を見上げながら茂る
遠くも近くも過去を奪われたまま
生まれる記憶を想い出そうと必死になり

さても鐘は鳴り続け
窓に集う露は光を集め直して夜に備え
夕陽が山に吸い込まれるのを眺めつつ
静けさ全てが全てと呼応し
ただ広さだけが広がり続け

夜は訪れる先を失いながら
月や星達に、こづかれ
どこか闇夜はないものかと、おずおずしつつ
そっと森影にある泉を訪れ
その穏やかな水音に眠り惚け
夜と月と星とは安らぎを覚えるのだった
2013-01-18 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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