無題

ようよう隙間を縫った一筋の木漏れ陽が
木の葉の舞い落ちるよりも、ゆっくりと
凍った湖底に向かって降ってゆく

季節を越えて凍り続けて湖底は
溶ける時を待つこともなく
積もる寂しさだけを重ねつつ
誰も知らない哀しさを想う

忘れられた遠い別れ
誰もが分かたれることなく
ただ一つとして過ごしていた季節は終わり
私達は、私達として生まれ始め
私達のままに終焉を迎えるのだろうか

星の巡りは答えを出すことなく
ただ、それら全ての推移を見守っているが
月は少し不満そうに
木漏れ陽の降る前に中天に昇り
見えない湖底を祈っていた
2013-01-20 21:30 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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