私達の赦しを

もし赦しに恵まれるとしたのなら
その、波を失った海に
その、風を失った空に
少しづつで良いから分けてはくれまいか

海と空とで分かち合った
その哀しみで失われた波と風と
微かな記憶に残る孤独と

波打際に描かれた寂しさが
希薄さを増す、暗い宙に飲み込まれる前に
濃密さを増す、深い深海に飲み込まれる前に

全てが無かったこととなる
その最期の時を私達は知ることはなく
ただ畏れの記憶としてのみ知り得るが

十分に過ぎる赦しを得た
その記憶こそが私達の
2013-02-04 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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