その青い哀しみを

寒いねと言おうとした唇が凍り付き
何も生まれない時を過ごすための代わりに
私達は哀しみを共にしようとした

しかし哀しみは、決して一つにはなれず
私達は別々の哀しみを抱き締め
それが同じであることを祈るしかない

遠くで樹氷を風が打ち続け
その冷たい音が響く永い時間を
耳を覆いながら蹲り過ごし
姿を見せない青空を想い出していた

時が凍る時が来たならば
もしかしたら哀しみも一つになるのでは
そう想い付いたまま耐え続けている
胸に抱いた青い哀しみは
少しづつ色褪せて見えてきた気がする
2013-02-09 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

拝啓




Author mak From "空白"

想一葉、兼訪問帳

星々の冷却(書肆侃侃房)
渓谷0年(オンライン版)
Both by mさん

【 無意味という意味 】
すこしの風を追いかけて
【 短文 】
大海にも降る一滴
2015.07.17.

For Admin

落書内検索

月毎落書

一言お報せ

リンクは勝手に頂戴、削除してます
ご迷惑な場合は、ご一報下さい



メール・チェックは非常に稀です


BlogPeople

出現するかもエリア-転記候補