今日、悲しかったのは

夕暮時、そっと背中を撫でていると
妙に顎のしゃくれた月が
家の前の道端を引っ掛けて空に吊り上げて
ペガサスが静かに手を離れて歩き始めた

少し立ち止まりはしたけれど
誇り高くクイッと首を高く掲げ
カツカツと蹄の音も雄々しく
振り返ることもなく

そういえば陽の昇る時、飛び疲れたように
そっと庭に降り立ったけれど
その時も項垂れはしていなかったと
涙を堪えながら想い出していた

穏やか過ぎる一日をくれたので
何か素敵なものをと
ポケットを探っていた時だけは
凄く悲しげな目で見つめていたけれど

ああ、もう、あんなに遠く
輪郭の線も薄くなってしまって
ああ、星が輝き始めている
こんなにも悲しく星が輝いて見えるんだね
黙ったまま、輝いている星は
2013-02-26 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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