黄色いペンキ

もう終わるはずの雨は暖かく
早くも次の季節の笑顔を洗いながら
貴方の側を通り抜けてゆきます

古いままの日記に記す新しい昨日と
古びてしまった明日の間で
紙魚が動けなくなっているので
きっと今日は来ないのでしょう

貴方の快活な笑い声も
暖か過ぎる雨に紛れて聴こえません

石を蹴りながら歩く癖を覚えています
いつも空振りすることも
石が飛ぶと驚いて哀しんでいたことも

黄色いペンキの音が鳴っているので
きっと春の花が咲き始めます
貴方の春の花が咲き終わります
2013-03-13 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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