雪の夜から昼までの間

蒼く燃える星空を
醒めた流星が駆けながら通り抜けると
天蓋から光を失った炎が漏れ零れ
紅い雪となって降り始める

冬の朝は、そうして訪れを告げ
冷たいままの陽を浴びながら
切ない足音だけが、いや増しに過ぎてゆく

いくつもの交差点の信号を目印として数えながら
一つ目の信号で立ち止まるべきだった
いや、あそこの信号で曲がるべきだった
車内の議論は止まないままに車は走り
雪の熱さに気付く者はいないのか

触れたもの全てが灰塵に帰す
その激しさで雪は沈黙を降らせ積もり
窓の内から呆然と眺めることしか許さないのか
ただ、知ることを許されないだけなのか

中天に太陽が懸かる頃には
皆、空腹に耐えかねて黙り込み
綺麗だね、と誰ともなく呟き
冷たくなってゆくエンジン音を聴きながら
雪と一つになることを知るのだろうけれど
2013-03-24 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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