街路の両端

余は知らぬ一葉に落つ蒼い滴の儚さで
一夜の夢も醒めやらぬものか
中天の陽光は、眩い欠片に照っている

雲に翳れば永らえもしようが
翌夜までをも過ぎたかろうか

遠のく鐘の、音の内で
静かな夕暮れは訪れるままに去る間
昼喧騒の名残が集散を繰り返している

長い街路を抜けると
哀しみの面影を脱がねばならない
だので立ち止まってしまうけれど
行かば、行かばと囁いてはいる

鳥の航跡をなぞりながら
途切れた水平線に指を挟み
寂しさだけを頼りに手紙を書くけれど

宵酒が哀しくなりそうなので
酒屋の前は素通りしながら
そっと、その名を呟いてみよう
2013-03-26 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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