忘却に見捨てられたままで

生まれる時には終わっていた恋の中で
星のない星空を眺め語らうように
愛のないままに愛を語り合う

訪れなかった季節を追い
消えてゆく波音に耳を澄ましながら
跨げなかった夏に留まったままなのだ

夜の静けさを水面に咲かす池端で
止まったままのブランコに乗りながら
揺れた数を、そっと数えるから

森に忍ばせた哀しみを取り出しながら
闇を燃やそうと幾度も試みては
より深い闇に沈んでゆく
それに似ているかもしれない

開いた手帳は、いつも白紙ばかりで
貴方は黙ったまま笑いながら泣いたけれど

昨日、歩いた川に投げ込まれた
小指の先より小さい小石の音を覚えているかい?
もう、忘れてしまいたいのだけれど
2013-03-27 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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