気付けない擦れ違い

まるで巡っているかのように
錯覚を起こす歴史の罪を糾弾して
水車は上流に向かって廻り
風車は車輪を外して転がり消える

全てが変わらない穏やかな丘の上からは
いつも、その風景が見えていて
いつも、同じところに浮かぶ雲だけが形を変えながら
真実の拠り所として光っている

そう妄想して眺める草原は
実は小さな公園で寝転んだ目先の草むらで
あの丘は小さな、小さな蟻塚なのだけれど
とても愛しく哀しくなるのだった

夕暮時には、まだ早過ぎるので
私達は涙する場所を見出すことも出来ず
ただ往来で齷齪しながら涙の代わりだろうか
滝と汗を流しながら陽を仰いでは
溜息の代わりに深呼吸を繰り返している

そろそろ来るだろう時間は
いつも、そんな具合なものだから
いつでも私達は擦れ違ってしまうというのに
その擦れ違いにすら気付くことが出来ないね
2013-04-01 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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