雨音を遠ざけて

夜の通り過ぎない窓を
雨を呼ぶ雨音が激しく叩くと
憂鬱に残り陽は立ち退くが
フロアの熱は上がり続ける

星を跨いで時が過ぎ
置き去りにされた季節と共に
細い月が独り、昇り
沈む先に向かって歌い始めていた

九十九折の軌道を周回しながら
消えることのない流星は地に堕ち
破裂した地表の熱の中で光は生まれ
もう一度だけ降り始める雨を口にする

電話を壊したまま鈴を待ち
凭れれば歪む壁に寄り添って
昔、吹かれた風に吹かれながら
捨て忘れたままの詩集に手を伸ばすと
少しは雨音も遠ざかる
2013-04-18 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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