南部藩の無頼女房?:美城×まっく=?

女房との出会いは至極、ありきたりなものだった。
友人の彼女の友人、という図式の四人での合コンである。
確か年末で、短大卒の彼女達は翌春には社会人。
その前に、ささやかなデートを数回して、二人は終わり、
彼女は就職の決まっていた南部岩手に帰るはず、だった。

が、一度、岩手に帰ったと想った翌春、彼女は東京に舞い戻る。
東京支社配属になったのだ(笑)。
それから、二人の本格的なお付き合いがスタートした。

デートの順番は覚えていないが、当時の女房は田舎娘丸出しながら可憐であった。
私は持てる直感をフル稼働し、誰よりも先端を行くデート・スポットを提供した。
これは、後に定番デート・コースになったり開発が進んだりした事実を、今でも私は誇ることがある(爆)。

彼女は、自分の女としての魅力を出すことに、あまり興味がなかった。
ので、たとえば眉墨を引いてご覧、口紅を○○色にしてご覧、などと、
自分の考え付く限りのアドバイスをした記憶がある。
その都度、後の我が女房ではあるが、女性としての魅力に、
自分自身も少しづつは興味を抱いた様子ではあった。

女房の良さは、結婚後に遺憾なく発揮された。
姑・舅にも可愛がられ、私などは、
「お前の唯一の親孝行だ」
と言われたものだ(というか、いまだに言われる 爆)。

その後、おいらの人生行路は、苦難を極めた(うん、うん)。
アッチにふらり、コッチにふらり。
我ながら、よくまぁ、女房は泰然自若としているものだと感心したほどである。
独立(起業)前、
「最低でも、しばらくは時間が取れないだろうから、サイパンに行きたい!」
と言って、二週間も散在旅行をさせるような女房がいるだろうか(しかも長女一歳前後 笑)?

女房は基本的に鈍感でもある。
だから、神経を尖らせるような時間があっても、悠々としている。
心得たもので、近寄ると危ういと見れば、ス~ッと消えて放って置く。
そして無理に理解しようとしない。
苦しみを吐露すれば、赤子をあやすように接するのみ(^^;

私もそうだが、女房もまた、滅多に怒ることはない。
が、今でも覚えていることがある。
寒い頃だったと記憶しているが、会社の付き合いで深酒をしてしまった時のことだ。

電車はある時間だったのだが、途中の駅で下車した途端に意識を失った。
急性アルコール中毒である。
ボンヤリとした記憶に、騒然としたホームや、救急車に搬入される時に抵抗を企てたことが・・・( ̄▽ ̄;
そして、私は深い眠りに。

目が覚めたとき、そこは暗い部屋だった。
目の前に、悲しいとも憤っているとも想える女房の姿。
帰路のタクシーも数度、止めてもらっては吐き・・・
「もう二度と迎えには行きません。」

ああ、頭が上がらない(爆)。

女房との結婚生活は十年を越えるが、未だに日々、新たなエピソードを生み続けている。
が、これは、いつの日かの楽しみにでもとっておこう。
今、女房は恒例の里帰りで羽を伸ばしている(てか、グータラしている)。
明後日には行くから、岩手の父さん、母さんによろしくな!!

語り始めれば尽きませんが、丈さん御要望の、女房との馴れ初めとエピソードでした。



魂暴風a soul hurricane:「まっく×美城」その異文『驕りを棄てた、影絵』

2006-08-11 23:30 : 消去一葉 : コメント : 6 : トラックバック : 1 :
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離したくはない
 宮崎、青島の海は焦がれていた。打ち寄せる白波、見渡す限りの水平線、拡がる先には入道雲の落書き、かもめが微笑んでいる、灯台が眼下に迫る。ああ、ほんとに青空ふたりきり、彼らは「このふたりの逢瀬に近寄るな!!」というオーラを発し、その傍らにはもはや誰も近づけ
2006-08-12 : 20:59 : 魂暴風*a soul hurricane
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最愛の神、最上の批判
何事も、隠し通せない性分のわたくしめ、です(爆)。困ったことに、事態は急速化してしまいました(猛爆)。僕にとって、この僕の書いたものに対し、「売れない」だの「どこかで読んだような文体」だの、散々、なじることの出来る異性に、10何年振りに出逢いました(猛汗)。そうしましたら、あら、不思議、僕の書くものは、勉めて優しい文章になりました。だいそれた言葉尻、言いようでしょうけれど、僕なりの「文体創造」みたいなものは、死ぬまで続けていきます。ですが、僕にとっても優しい文章は必要だと想いました。僕も、そう遠くない将来、彼女との馴れ初めを、まっく様にお披露目致すときが、必ずやあろうと想われます。こちらのコメントも・・・は見ておりますでしょうから、まさに今後とも、戦々恐々(爆)。
 僕をつかさどる神様は、遂に僕に鉄槌を振り下ろしました。「いつまでもふらふらすんな」と(猛汗)。みっつの黄金の斧を携えて。僕は、その中から、まずは、もっとも小さいながら、もっとも堅固な斧を傍らに忍ばせました。「非難という名の斧」です。
 最愛の奥様にも、どうぞ宜しくお伝えくださいませ。いつの日にかお逢いできます、その時を愉しみに致しております。                       丈
2006-08-12 07:59 : 美城丈二 URL : 編集
無遠慮という愛情
丈さん、おはよう御座います(^^)
想うに、女房は無遠慮という愛情を有せる女性が良いのではないか、と。何事につけ我が女房には変な遠慮がありませんが、遠慮されては立つ瀬がないのは、むしろコチラでして。
丈さんの最愛の方も、これから遺憾なく手腕を発揮されることでしょう(爆)。
p.s.
そのお方に「男は尻を叩かないと働きません」とお伝え下さい(笑)。
2006-08-12 11:24 : まっく URL : 編集
ぼくの妻
ぼくの妻は、ことばがちがいます。今もそれがどういうことなのかわかりません。実は、ぼくのブログの金子みすずについて書いた「劣等意識の普遍化」と「詩入門」にコメントした「衣良」というのが妻なのですが、これは秘密にしてください。返事がしにくくて困ってしまいます。
2006-08-12 13:18 : M URL : 編集
うちもですが・・・
Mさん、こんにちは(^^)
我が家も、夫婦でことばも習慣も感じ方も違います。Mさんの奥様ほどの教養には私も妻も遠く及びませんが、正直、いやでも「男女の違い」というのを感じます。加えて「近いゆえに遠い」というのは衒いではなく、実感としてありますね・・・(汗) ご苦心、お察しします。
2006-08-12 17:51 : まっく URL : 編集
近じか、わが、良きひとも・・・(猛汗)
 丈、です。わが、良きひとも近じか、わがHPや、まっくさんの居所に、お邪魔致すかも・・・(猛汗)。どんなコメントを寄せてくるのか、愉しみのような、怖いような・・・(苦笑禁じ得ず)。
 「そのお方に「男は尻を叩かないと働きません」とお伝え下さい(笑)。」
 実は、僕の良きひとは、子持ちです。ということは・・・既に、尻を叩かれておりまして・・・(猛汗)、現代男性は、ほんに弱くなりました(・・・猛苦笑)。     丈
2006-08-12 18:59 : 美城丈二 URL : 編集
古代への回帰(爆)
丈さん、こんばんは(^^)
丈さんの良き人のご訪問、楽しみにお待ちしております。
遠い古、男というのは役立たずの存在でしかなかったと聞いたことがあります。
振返りましても、男が出来るのは喧嘩沙汰と力仕事くらいで御座います(==;
ハード・ボイルドに茹で上がるのも一興か、と(苦笑)。
ボギーの時代は、かりそめの時代だったのかもしれません(爆)。
2006-08-12 20:41 : まっく URL : 編集
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大海にも降る一滴
2015.07.17.

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