眩暈する窓枠

二分で暮れる空の下
待っていた雨は降らないままに
びしょ濡れの人々が通り過ぎ
夕陽は遠かった

浸蝕の警告を埋める雪と雪
屹立する頂きと頂きと
矩形に切り取られる空は
鈍色から明色に向かう力を蓄え続け

夜にだけ足音が響く街を
街路を低く擦る衣擦れの音が歩み
突き当りだけを示して消え

断続する窓枠の中に
もう一人を残したまま
鏡の破片だけが飛翔してゆく
2013-05-09 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

拝啓




Author mak From "空白"

想一葉、兼訪問帳

星々の冷却(書肆侃侃房)
渓谷0年(オンライン版)
Both by mさん

【 無意味という意味 】
すこしの風を追いかけて
【 短文 】
大海にも降る一滴
2015.07.17.

For Admin

落書内検索

月毎落書

一言お報せ

リンクは勝手に頂戴、削除してます
ご迷惑な場合は、ご一報下さい



メール・チェックは非常に稀です


BlogPeople

出現するかもエリア-転記候補