<蝶の海>

<蝶の海>を薄紫の雲が柔らかに波打ち
破戒を求めている
辿り着いた奇跡の意味を拓くために
水平線の上に、もう一つの水平線を引き
その先に暗闇に包まれた宇宙を隠しながら
想い出に像を結び続けている地球は斑色を迂回して
暖かさを覚え始めた岬の先端にぶら下がる春の中
深い海から湧き上がる春風の中の狂気を
<蝶の海>の雲が覆い隠している
一本のコンクリ電柱に重なり並んだ、
その後ろに居並ぶ腐った木製の電柱の居所は知らない
永くスライスされた過去のスライドは
延々と続く階段のように居並んでいる
そうして居並んだまま<蝶の海>にまた
戻ってゆくのだ
2013-05-19 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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