時間も、季節も、時代も・・・ね

貴方の時間にはなれないし、まして季節になんてなれやしません。
固く結んだ唇は、昨日、死んだ砂浜で拾い、空洞だけで出来た一つの海の石に寄せて空に舞う。伸びる足の指はずれてゆく水平線を指している。
水平線、それは立ち上る入道雲であり、空であり、海面(波?)であり、宇宙であり、海であり、私であり、貴方であり、-それら諸々を含む-全てである。
 季節を持たない風だけが吹いている
 いない私達から吹き始める風だ
訪れたコテージには向かい合わずに寄りかかれる柵があり、新鮮な廃墟の臭いは周辺を包み込んでいる。
疎林を抜け出して、いつも通り過ぎるのは狐で、狼ではなかった。その足取り、(狼以外の時には大抵、そうなのだが)それが好きになれない。慣れる人にはなれない(誰でもが本当は同じなのだと想っている)。
 一つだけ同じものが持てたとしたならば
 私達は散り散りに別れるしかありません
 二つ以上同じものが持てたとしたならば
 私達は偶然にすら遭うことが出来ません
漏れ聞く前、赤い星の光跡だけが空を満たす。灰になるのを待つ時間は長いか(温度が足りない)。
「ニクノヤカレルニオイガスキ」
お腹が空いた二人、それでも駄目なのだろう。時間は、季節は、時代は-常に違う終焉だけに向かっている。
私達の背中の遠くから指差す貴方達は、更に遠ざかる。
愛したのは・・・愛することが出来る全ては、隔てだけだ。
2013-06-27 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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