Never Rain On Any Friday

別れのない嘘の中に夢を見て
端を失ったままの道を進みながら戻る

反対だったら良かったのだろうか
嘘のない別れの中の夢
重ならない記憶だけが落ち葉のように舞い
積み重なるはずの未来を奪ってゆく

切り裂かれた雨の音の中に立ち尽くしながら
そこだけが明るい自動販売機のボタンを押し
飲み慣れないコーヒーの味を吐き出す

終わりを知らない残酷さには
死さえ遠過ぎる無限の延長と単純なループを

涙に引き裂かれた肌から訪れる雨の音
シャツに沁み込んだ眠りを払いのけては
独りだけでだけ眺められた夕暮を探し
二人だけでしか眺められなかった夜空に晒される

嫌いだったはずの歌が口ずさまれ
顔のない無数の人形の中の一体の顔が想い出され
鏨の響きに覆う耳は研ぎ澄まされてゆく
聴くはずだった全ては聴き終えていて
耳孔を無限としてどこまでも冒してゆく

石の重みだけを感じながら投げた先では
繋がらない過去と未来の離別の音がする

離別の音だけで繋がる過去と未来
永遠に訪れない別れに似た嘘と
永遠に分からない嘘に似た別れと
壊すことも壊れることも出来ない全てと
昨日、枯れたバラの香りの死と
自分の死体を見続ける私と金曜の降らない雨と
2013-07-06 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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